こんにちは、あやめいろです。
このページに興味を持った皆さんは、投稿しているYouTubeの再生回数に満足していない状況ですよね?そして、その状況を打開しようと模索中ではないでしょうか
YouTubeの再生回数を伸ばし、登録者を増やすにはいくつかの条件があることはわかっていてもなかなか上手くいかず「どうにかしたい」と思っていますよね
数年前までは、
・サムネイルをしっかりと作る
・毎日投稿をする
・SEO対策をする
・一貫性のある動画を投稿する
・伸びている動画の真似をする
このあたりをしっかりと実践していると、視聴者が増えていきました。ところが、2024年、YouTubeの投稿者が増え、動画も増え、たくさんの動画が埋もれていく状況になり飽和状態になったと言われています。
ですが今でも、新しく斬新なものや、ユーザーの望む動画になっていれば、再生回数が伸び、登録者が増えていくことに変わりはありません。
そのためには、動画作成する前にしっかりと事前調査をして、競合を知り、差別化していくことが必須と言えます。
動画投稿を始めて思うように行かず「このままではいけない」と思っている方に、知って欲しい内容となっていますので、最後まで読んでみてください。
この記事の内容は
・YouTubeの再生回数が伸びない理由
・競合の調べ方
・YouTubeを伸ばすための対策
YouTubeの再生回数が伸びない3つの理由

YouTubeを投稿してみたけど、再生回数が伸びないと思っているなら、まずは次の3つを確認してみましょう。
1、動画の質と内容
2、サムネイルの質
3、タイトルが適切か
それでは、一つずつ詳しく見て行きましょう!
①届けたい人に向けた内容になっていない
投稿する動画の内容を決める時、どのようなことで決めたでしょうか?
これ、大したことではないように思えるかもしれませんが、かなり重要なことになります。
なぜなら、「誰にどんな内容を伝えたいか」がブレていると届いて欲しい人に届かず、狙ったフォロワーが増えず、視聴回数も伸びないことになるからです。
例えば
パン作りが趣味のAさん
動画の内容:パン作りのレシピを公開する動画
Aさんは自分が好きなパン作りのレシピを投稿したら、きっと視聴者は喜んでくれる。そう思って投稿を始めましたが結果は出ず、視聴回数を伸ばすことができませんでした。
このように、「自分が投稿したいから」という内容で動画を作成しても、ユーザーの気持ちに刺さることはありません。
同じパン作りのレシピ動画でも、次のような内容で投稿するとどうでしょう
天然酵母で作るパンレシピを投稿するBさん
動画の内容:身体に優しい風味豊かな天然酵母でつくるパン
Bさんは添加物が入っていない天然酵母でつくるレシピを公開する動画を作成。
ターゲットは、子育て中の自然派の主婦。
天然酵母は扱いも難しく、パン作りも時間がかかるので、動画を投稿すると視聴者からパン作りについての質問などもコメントに入る動画になっている。
ターゲットを明確にして、刺さる動画を作成したことで、最後まで離脱することなく視聴してもらえるチャンネルになった。
同じ手作りパンのレシピを投稿する動画でも、視聴者の満足度により視聴維持率が変わり、再生回数も変わると言われています。
動画の内容を考える時、いかに視聴者の気持ちになり、知りたい動画になっているかを考えてみましょう。
②思わずクリックしたくなるサムネイルになっていない
YouTubeのサムネイルは、動画を投稿する上でとても重要なものです。
なぜなら、視聴者が動画を見つける時に、「視聴するか・しないか」を決める最初のステップだからです。
サムネイルをクリックした先に、動画を視聴することになるので、いかに視聴者に「見たい・知りたい・気になる」と思っていもらえるかにかかっています。
では、良いサムネイルとはどんなものでしょう。
良いサムネイルとは
①動画の内容が数秒で明確に伝わってくる
説明文をダラダラと書くのではなく、要約して短い言葉で端的に伝える
②画像が明るくスマホでも認識できる
コンテンツをスマホで見る機会が多いので、スマホで認識できるようにする
③パワーワードや数字を使いインパクトを与える
パワーワード(*)や数字を使って表現して、まずは「見たい」と思ってもらえるようにする
〈数字を使った例〉
・できる営業マンの3つの会話術
・50代の主婦が起業して成功する方法
・たった1分で化粧直しがいらなくなる ベースの塗り方
(*)パワーワードとは、強くインパクトのある言葉
例えば、成功、戦略、末路、企業秘密、暴露など
③検索でヒットするタイトルになっていない
いくら動画の内容が良くても、タイトルやサムネイルで「見たい」と思わせる必要があります。また、タイトルはキーワードを入れて検索した人に表示されるようにすることが大切です。
なぜなら、動画をユーザーに届けるには検索をした時に表示されるか、関連動画やおすすめとして表示されるかの方法しかないからです。
では、どのようなタイトルだと、視聴者に届きやすいタイトルになるのか、チェックリストを見てみましょう。
タイトルを付ける時のチェックリスト
☑無難な言葉だけではなく、パワーワードを使っているか
サムネイルを作る時と同じように、抽象的な言葉で伝えるよりもインパクトがあり、その言葉だけで印象に残るパワーワードを使うと訴求力が上がります。
☑文頭にパワーワードを入れているか
タイトルを読む時、誰でも文頭から読み始めます。パワーワードを入れる時は文頭に入れる方が良いでしょう。
☑検索されるキーワードが入っているか
例えば【パン レシピ】をYouTubeで検索してみると次のように出てきます。
出てくるキーワードをタイトルに入れるようにしてみましょう。

☑ベネフィットを伝えているか
例えば、食パンのレシピ動画を見に来る人は何を求めているのでしょうか
これまでにパン作りの経験がある人なら、より美味しいパンを作りたくて新しいレシピを探していたり、初めての人なら簡単で初心者でもできるレシピがないか探してたどり着いたのではないでしょうか
そんな人たちの悩みを具体的に考えてみると・・
パン作りの経験がある場合
・しっとりしたパンにならない
・耳がやたらと分厚く固くなる
・ふんわりならずに生地が重い
・天然酵母パンを作ってみたい
・新作パンを作りたい
初心者でパン作りに挑戦してみようと思っている
・初心者でもできる簡単なレシピが知りたい
・簡単で美味しくできるレシピが知りたい
・失敗しないパン作りがしたい
このように、動画を見る人には悩みがあって、解決したいと思っています。その解決した先で得られるものがベネフィットです。
☑文字数は28文字程度になっているか
28文字程度というのは、スマホで全文が表示される文字数です。
パワーワードとベネフィットが入ったタイトルを考えてみました。
〈タイトルの一例〉
【初心者でも簡単】ふわふわに焼きあがる天然酵母食パン
パワーワード:初心者でも簡単
ベネフィット:ふわふわに焼きあがる
【絶品食パン】成功率96%自家製酵母で作る食パンレシピ
パワーワード:絶品食パン
ベネフィット:成功率96%
投稿動画の需要を確認する

動画の内容、サムネイル、タイトルを確認したら、再スタートする前に投稿している動画のジャンルに需要があるのかを調べてみましょう。
需要とは、見たいと思っている人がいるかということです。
YouTubeの市場を釣りで例えると、投稿する動画は釣り竿で、魚は視聴者です。そのジャンルに魚(視聴者)がいないのに、一生懸命釣り竿(動画)を投げても魚(視聴者)が釣れないのは当然です。YouTube初心者なら、まずは、どれくらいの需要があるのかを調べることから始めましょう。
YouTube動画のジャンル選定
YouTube動画と言っても、ジャンルがいくつもあります。需要が高く、市場が大きいジャンルもあれば、市場はそれほど大きくないけど、コアなファンがいる密度が高いジャンルなど。その中から、自分の目的を叶えることができるようなジャンルを選定する必要があります。
また、ジャンルの需要が高くても、投稿者が多いと競争率は高くなります。ジャンル選定のあとは、テーマで投稿内容の角度を変える必要があります。
YouTube動画のジャンル一覧(一部)
・ゲーム
・美容・ファッション
・料理
・レビュー
・アウトドア
・音楽
・ペット/動物
・Vlog
・旅行
・本要約
・占い
・ビジネス
視聴者が興味を持つジャンルで、自分も制作意欲が持てるジャンルを選定することが大切です。なぜなら、動画制作は地味な作業が多く、全く興味を持てないジャンルに参入すると継続することが辛くなってしまうからです。
ジャンルに需要があるのか調べてみる
Googleの拡張機能でVidIQ(無料でも使える)があります。この拡張機能を入れるとジャンルにどれくらいの視聴者がいるのかが一目でわかります。
①YouTubeの検索バーに「パン レシピ」と入力して検索する
②表示されたVidIQの「Avg Views」の数値を確認する

検索した当日の数値は「724,409」となっていて、十分に視聴者がいることがわかります。
※数値が高いほど視聴者が多く、初心者の場合、最低でも200,000以上のジャンルに挑戦する方が良いでしょう。
需要があり競争率が少ないテーマを見つけよう
「パン レシピ」と検索すると、その他の検索候補(キーワード)が表示されます。この検索候補(キーワード)は検索ボリュームが大きいものが表示されるので、テーマを見つける時の参考にできます。

今回は「パンレシピ 簡単」「パンレシピ 初心者」「パンレシピ ホームベーカリー」などで検索してみると、同じレシピ動画でも「Avg Views」の数値に違いがあることがわかります。

この時、需要(Avg Views)を確認するだけではなく、Volume(ボリューム)とCompetition(競争)を見てみます。
「パンレシピ 簡単」「パンレシピ 初心者」は、需要が高く競争率も高いことがわかります。「パンレシピ ホームベーカリー」は、需要(Avg Views)だけに注目すると、少ないように感じますが、検索ボリュームの数値は高く、競争率(Competition)が低いことがわかります。
キーワード | Overallscore | Avg Views | Volume | Competition |
パンレシピ 簡単 | Medium | 1,451,835 | 51 | High |
パンレシピ 初心者 | Medium | 826,144 | 52 | High |
パンレシピ ホームベーカリー | High | 97,206 | 51 | LOW |
YouTubeを伸ばすための6つの対策

YouTubeを伸ばしていくために、「これをすればよい」という飛び道具はありません。ですが、チャンネル設計、動画制作、運用の中で最低やるべき対策があります。
その中から6つの対策をお伝えします。
①ターゲットを明確にする
YouTubeは、毎分500時間分の動画がアップロードされています。このハードルが高い中で、動画を届けたい人に届ける必要があるので、しっかりとターゲットを定めて、欲しい情報を動画にすることが、視聴回数や維持率を高く保つための近道と言えます。
【ターゲットの決め方】
一人の人物像が浮かび上がるまで、細かく想像して決めていきます。(ペルソナ設定)
①ラッコキーワード でキーワードを調べる(無料でも使える/制限あり)
例えば、検索に【50代】と入れます。すると、キーワードが945件表示されました。
この表示されたキーワードをコピーして、②のキーワードプランナーでボリュームを調べます。

②キーワードプランナーで検索ボリュームを調べる(無料ツール)
①で表示されたキーワードを「検索ボリュームと予測データを確認する」にペーストして、開始ボタンを押すと、検索ボリュームや競合性が表示されます。

③キーワードにボリュームがあることが確認できたら、そのキーワードで検索をかける人の人物像を想像していきます。
■想像するときのリスト
・年齢
・性別
・家族構成
・住んでいるところ
・仕事
・生活スタイル
・学歴
・収入
・貯蓄
④人物像が固まったら、その人の悩みを100個考えてみます
>この悩みを解決することが動画の価値となるからです。
他にも無料で使える、キーワード選定ツールがあります。
②コンセプトを決めて伝えたい内容を統一する
チャンネルコンセプト(誰にどんな未来を届けるのか)を決めて発信することが大切です。そうすることで、チャンネルがどんな価値提供しているのかを視聴者が把握でき、YouTubeも視聴者に対して、「おすすめ動画」としておすすめしやすくなるからです。
【50代 ダイエット】と検索して、上位表示された3つのチャンネルです。同じキーワードで表示されたチャンネルですが、概要欄からそれぞれにコンセプトが決められていることがわかります。

③サムネイルの工夫(デザイン性と統一感)
サムネイルは動画を見てもらうための広告と捉えましょう。色や構図にもこだわり、伝えたい事が伝わることが重要になってきます。また、文字で伝える内容は要約して一目でわかるようにしましょう。
【文字のレイアウト】
人の目線の流れは、左上から流れる特性があります。その法則に従って、文字のレイアウトをすることを意識しましょう。Zの法則は目線の流れを誘導する自然のレイアウトで基本と言えます。

【世界観が決まる要素】
サムネイルの作成するときに、考えないといけないことが世界観です。
チャンネルのイメージにもなるので、統一させて視聴者に覚えてもらいやすくしましょう。
世界観は配色、フォント、素材などの要素が組み合わさって作られる全体的な雰囲気をいいます。トンマナ(トーン&マナー)と言われ統一性を保つために初めに決めておきましょう

【サムネイルは統一感を持たせる】
一度見てくれた視聴者に気づいてもらうために、フォント、配置、配色などデザインを統一させる。
▶統一されたサムネイルの一例

④タイトルにSEO対策をする
YouTube動画がGoogleの検索ページに表示されるようになったので、SEO対策をすることで、Googleからの流入が見込めるようになりました。
例えば、GoogleでグラフィックツールCanvaの使い方を検索してみると、下記のように表示されます。公式ページの至近に、YouTubeの動画が表示されています。
これからは、YouTubeのキーワードだけではなく、Googleのキーワードも含めて考える必要があります。

⑤音質にこだわった動画を作る
動画を視聴していて、雑音が気になったり、音声が聞き取りにくさから、視聴することを止めた経験はないですか?これは多くの人が経験していることで、動画の音質が悪いと視聴離脱される確率が高くなると言われています。
逆に、聞き取りやすい音声や音量、動画の内容に合ったBGMや効果音で演出されていると臨場感も増し、動画に引き込まれていきます。
では、音質にこだわった動画を作るためには、どんなことに注意すると良いのでしょう。
【撮影時に注意すること】
・撮影時の環境(PC、空調など)に注意して撮影をする。
・外部マイクを使う
※編集作業で雑音を消すこともできますが、音質が変わってしまったり、万能ではないため、なるべく撮影時に雑音が入らないようにする。
【編集時に注意すること】
・音声に雑音が入っていたら、編集ソフトでノイズ除去をする。
・音量の調整をする。(音量が0db(デシベル)を超えると音割れしてしまう)
・左右の音のバランスを調整する。
【BGMと効果音で注意すること】
・感情誘導効果が得られ、より感情的に視聴者を引き込むことができるように、動画の雰囲気にあったBGMを使用することが大切です。
・効果音を適正に使うことで動画に臨場感が増します。
・BGMと効果音の音量は音声の邪魔にならないように調整が必要です。
⑥投稿回数や時間を決めて投稿する
動画の内容によりますが、週に1回~月に1回の投稿が必要です。投稿回数を視聴者との接触回数と捉えると、ファン化を進めるためには投稿回数が多い方が良いと言えます。
また、YouTubeがよく見られている時間帯は、19:00~22:00と言われています。曜日では、土曜日、金曜日、日曜日の順です。
視聴者層が動画を見る時間を考えて投稿しましょう。なぜなら、投稿直後の視聴回数で新たな視聴者を連れて来ることができるからです。
まとめ

YouTube動画を投稿したけど、視聴回数が伸びないと悩んだ時には下記3つを再確認しましょう。
1、動画の内容と音質
2、サムネイルで「気になる」と思わせているか
3、タイトルでベネフィットを伝えているか
加えて、Google拡張機能のVidIQ(無料でも使える)で動画の需要を調べてみましょう。需要があるとわかったら、6つの対策を行いチャンネルを成長させて行きましょう。
最後までご覧いただきありがとうございました。