こんにちは、あやめいろです。
今回はYouTubeについてです。
皆さんは「YouTube動画を作ろう!」となったとき、何から始めたら良いのだろうと思ったことはないですか?
「どんな動画を作ろうか」「何をどうしたらバズるのか」と動画作成について考えると思いますが、それは成功への道を遠回りをしていることがわかりました!
動画作成を始める前に、ライティング技法を使った台本を作ることで、視聴者に見てもらえる動画を作成することができ、視聴者を動画の世界へ引き込むことができます。
このページでは、初めてでもできるようにYouTube台本の作り方をお伝えします。
・YouTube台本の構成
・動画開始数分が魅力的になるライティング技法
・ライティング技法で視聴者に伝わりやすくなる本編の作成
YouTubeはライティング技法を活かした台本が必須
舞台やドラマに「台本」があるように、YouTube動画にも「台本」が必要です。この台本の質が動画を視聴者に見てもらえるかにかかっているといっても過言ではないようです。
【台本を作るメリット】
①動画が分かりやすくなる。
あらかじめ内容を整理しておくので、話が飛んだり辻褄が合わなかったりすることがない。
②撮影や編集がスムーズになる。
台本があることで共通認識を持つことができ、余計な説明の必要がなくなることで、撮影や編集の時間が短縮できます。
③正確な情報を伝えることができる。
情報を発信するときは常に「正確な情報」なのかを判断する必要があります。
YouTube台本の構成
動画の構成は決まっています。そして、ほとんどがこの構成に沿って動画が作られています。
①あいさつ
自己紹介を簡単にする
②導入
誰に届けたい動画なのか、内容を端的に説明する
③本編
伝えたい内容を書く
④まとめ
伝えたい事をまとめて伝える
⑤お知らせなど
視聴者へお知らせなどがあれば伝える
導入はPASTORフォーミュラーで書く
YouTubeの冒頭にあたる導入部分は視聴者が「動画を見るか見ないか」を判断する重要な部分です。数秒~数分の時間に勝負がかかっているということになります。
このグラフはYouTubeの視聴維持率のグラフです。
①開始30秒で25%のユーザーが離脱
②動画の半分まで(4分35秒)で51%が離脱
③最後まで視聴したユーザーは38%、離脱は62%
時間の経過と離脱率から見ると、①の開始30秒でどれだけ離脱させないかが視聴維持率に大きく関わっていることがわかります。
視聴者の気持ちを掴むことができるように、導入部分にはPASTORフォーミューラーというライティング技法を使って作成し、動画が始まってからの3秒、30秒、2分という離脱の壁を超え最後まで視聴してもらえる動画を作りましょう。
PASTORフォーミュラーは、商品を販売するためのセールストークが公式の型になったものです。そのセールストークに合わせて台本を作っていくと、視聴者の気持ちを掴むことができると言われています。
PASTORは、単語の頭文字をとってPASTORフォーミューラー(公式)とされています。
P:Problem(問題)・Person(人物)・Pain(痛み)
お客様の悩みや問題を知ることから始まります。
A:Aspiration(憧れ、共感)・Amplify(増幅)
私も同じであったと共感する言葉をつづる
S:Story(物語)・Solution(解決策)・System(システム)
自分の過去の失敗談や〇〇のやり方がわかって前に進むことができたなど
T:Testimony(証言)・Transformaition(変身)
自分だけではなく、他の人が試した時の感想や証言などを伝える
O:Offer(オファー)
ここで初めて商品の紹介をします。
R:Response(レスポンス・行動)
最後に視聴者が離脱することを防ぐための言葉を投げかけます。
登録者45万人のチャンネルでも使われていた!
英語教育チャンネルで登録者数45.6万人(2024年10月)の人気チャンネル「英語コーチ-イングリッシュおさる」でも導入部分にPASTORフォーミューラーが使われています。
イングリッシュおさるさんがどのように興味を持たせていくのか、見て行きましょう!
あいさつと動画のタイトル紹介は一瞬で終わります!
Hey guys! It`s Osaru! 今回は小学英語完全攻略です。
ここから、PASTORの【P:問題、痛みや人物像】に入ります
おそらく皆さんはこの動画を開くとき、「マジで英語わからないからもう一番簡単な小学英語からやり直そう」と思って動画を開きましたよね?
安心してください。完璧な動画にたどり着いています。
と同時に、「小学校の英語って本当に学ぶ意味があるのかな?」「もっと難しい中学英語や高校英語を学ぶ方が何となく英語ができるようになりそう」
こんなふうに思っていません?
実は小学英語には、基礎・基本がすべて詰まっています。
たとえば、小学校で算数をやらずに中学校の数学を学ぶことはできませんよね?
英語も同じです。もし皆さんがこのまま小学英語をやらずに英語学習を進めても何も身に付きません。だからこそ今回は実際の英会話で使える実践的な表現だけを取り扱い、難しい言葉を一切使わずに0から小学英語を解説します。
「中学英語にチャレンジしたけど難しくて続けられなかった」「文法用語はどうしても苦手」「英語を学んでも話せるようにならない」こんなふうに思ったことがある人は安心してください。
PASTORの【A:憧れや共感】
僕は皆さんと同じように、英語で挫折してしまうことがありました。たとえば、「一般動詞とbe動詞の違いがわからない」「どうしてこんなに文法英語ばかりでてくるんだ」「英会話がなかなかできない」こんなふうに英語学習初期にやる気を失ってしまったこともあります。
PASTORの【S:物語や解決策】
このままの状態が続くと、「英語の基礎固めがいつまでもできない」「英会話ができるようにならない」「小学生レベルもできるようにならない」このように悲惨な状況に陥ってしまいます。
でも、安心してください。この動画では0から丁寧に小学英語を教えていきます。そして、小学英語をマスターすれば英会話の素地もできるようになり、この動画でも説明している中学英語も簡単に理解できます。
PASTORの【T:実績と証言】
そして、僕も今日紹介するような英語の基礎を固めたことで、一気に英語力が伸びて元々英検3級、TOEIC280点だった僕が、わずか6カ月でTOEIC900点、2カ月の学習期間で英検1級を達成することができました。
そして今まで、2000人以上の受講生が「TOEIC900点越え」「英検1級」など英検やTOEICで実績を出すことができました。そして、受講生は共通して英語の基礎固めを行っていました。もし皆さんが「小学英語をマスターし英会話ができるようになりたい」そう思っているならば今回の話はかなり貴重!
PASTORの【O:商品の紹介】
早速、内容に入る前にまずは小学英語のレベルを確認しましょう。
まず皆さんは小学校では、「教室で英語の歌を歌っている」「アルファベットを覚えているだけ」こんなふうに思っていませんか?
実は小学校で学ぶ英語はかなりレベルが高い、なのですぐに英会話に活用できます。
具体的には「聞く・話す・読む・書く」ができるようになる。中学生で学ぶ単語の約半分を覚える。中学校1年生で学ぶ英文法を先取りする。これが小学英語の全体像です。
この後からは、小学英語の授業が学年によりどのように行われているかの具体的な説明がはじまります。なぜ、実用的な英会話が小学英語を学ぶことで、できるようになるのか、そして、中学英語につまずいている人がスムーズに移行することができることを話していきます。
この後から、ワークを通じて視聴者とのやり取りが始まり、英語学習に取り組んでいる人はぐんぐんと引き込まれていきます。
内容は
・小学生の単語レベルの確認
・実は中1レベルの文法を小学生が習っていること
文法の具体的な話と英語学習においてつまずきやすい内容であることを話していきます。
PASTORの【R:行動を促す】
小学英語では専門英語を一切使わずに学ぶことができます。実際に英会話で使えるように習うので中学英語にもスムーズな移行が可能です。
皆さんも英会話習得を目指していると思うので、この動画を集中してみて学習効率を高めていきましょう。
この後、ワークが始まります。
「amとis」の違いなど小学英語では習わないことが含まれることを説明して、【中1英語完全攻略】への誘導が入ります。
この後、ワークが始まります。
今回の動画では中学生で学ぶ英語が一部含まれます。小学生英語なのでbe動詞や一般動詞などの文法は一切使いませんが「文法用語も理解したい」「中学生の内容も学びたい」と英語学習に意欲的な皆さんは僕が配信している「中学英語完全攻略」を無料で受け取ってください。僕の公式LINEで英語完全攻略電子書籍3冊、英語完全攻略合計1,523枚のスライド、この合計15個の有料級の豪華特典がありますので、概要欄のリンクからワンクリックでプレゼントを受け取ってください。
今回参考にした動画もPASTORフォーミュラーの型にはめて作られていることがわかりました。YouTubeを始める人に、まずはおさるさんの台本を勉強すると良いと言われるのが良く分かります。
おさるさんってどんな人?
英語学習チャンネル:「英語コーチ-イングリッシュおさる」の運営者
YouTube運営本格開始から11カ月でチャンネル登録者数10万人に到達。現在(2024年10月)は、45.8万人の登録者がいるビッグチャンネルの運営者です。
株式会社LEC_英語を教えるオンラインスクール、株式会社LECの代表者。
本編にもライティング技法を取り入れる
台本は常に結論(要点)から書くことを意識しましょう。
結論(要点)から伝えるライティング技法にはSDS法とPREP法があります。それぞれの型にはめて文章例を書いてみました。
内容はどちらも、勝友美さんが手がけた化粧品ブランド「dear HIROINE」についてです。
SDS法:シンプルで流れのよい文章になります。
以下は、SDS法を使った文章例です。
S:Summary(要点)
今回は、オーダースーツブランド「Re.muse」の代表取締役 勝友美さんの新事業で化粧品ブランド「dear HEROINE」についてお伝えします。
D:Details(詳細)
「dear HEROINE」は勝友美さんが3年間考え思い悩みながらも諦めきれず、新事業として立ち上げた化粧品ブランドです。サンプルでもらった基礎化粧品の良さに惚れ込んだ勝友美さん。オーダースーツブランド一筋でこれまで歩んで来た中で、新しいチャレンジをすることは簡単にできる決断ではありませんでした。
S:Summary(要点)
今回は勝友美さんの新事業「dear HEROINE」についてお伝えしました。
「惚れ込んだ化粧品の良さを顧客にも広げたい」と利益度外視で販売がスタートされます。ぜひ一度手にとってみたいですね。
SDS法は要件を端的に伝えるので、ビジネス動画などに向いています。短時間で視聴者を惹きつけるコンテンツにも相性が良いです。
PREP法:結論を2回繰り返すので説得力のある台本ができあがります。
以下はPREP法を使用した文章例です。
P:Point(結論)
生涯共にできる、高品質で低価格の化粧品ブランド「dear HIROINE」は化粧品の魅力がたくさん詰まった化粧品です。
R:Reason(理由)
なぜなら、「dear HIROINE」は世の中に商品として販売されることがなかったかもしれない化粧品で、オーダーメイドスーツ「Re.muse」のオーナー勝友美さんが、どうしても諦めきれず、化粧品ブランドを立ち上げるまでに至った魅力ある化粧品だからです。
E:Example(具体例)
勝友美さんと化粧品の出会いは、知り合いからもらったおしゃれでもないボトルに入れられた化粧品でした。サンプル品が手元にあってもあまり使うことがなかった勝さんですが、なぜかこの化粧品に惹かれ使い始めました。元々お肌にはコンプレックスがありながらも手入れには無頓着で、「有名ブランドの基礎化粧品を使用すれば良いだろう」くらいの考えであった勝さん。そんな勝さんの気持ちとは裏腹に、もらった化粧品の使用感に驚かされ手放せなくなっていきました。
P:Point(結論)
安全性、成分、混ぜる技術、レシピ、浸透される技術にこだわる製造メーカーとタッグを組み、手作りで仕上げる化粧品のラインナップは全5種類。高品質で低価格な化粧品ブランド「dear HIROINE」をぜひお試しください!
初めに結論から伝えるので、視聴者は内容を把握し動画を受け入れる態勢で視聴することになります。関心がある人が視聴することで視聴維持率を高められるでしょう。どんな動画にも使用できる手法です。
まとめ
いかがでしたか?
今回はYouTubeに動画の台本についてお伝えしました。
【YouTube台本の構成】
・あいさつ:自己紹介やあいさつは端的に済ませる
・導入:PASTORフォーミュラーの型に合わせると良い
・本編:SDS法やPREP法の型を意識して書くと良い
・まとめ:動画の内容を要約する
YouTubeを投稿してみたけれど、成果を得られず諦めてしまう前に、しっかりと台本作成をしてもう一度チャレンジしてみるのはいかがでしょうか。
今回も最後までご覧いただきありがとうございました。