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商品を販売するためにターゲットを絞る重要性とその方法(企業事例付)

こんにちは、あやめいろです。

この記事では、マーケティングを考えるとき、「ターゲットを絞る」ことが利益の最大化に繋がるというお話です。

自分の商品は良いものだから、いろんな人に販売したい!と思っていませんか
「ターゲットを絞る」は欲しいと思う人により近道で商品を届けることになります。

ぜひ最後までご覧ください!

この記事でわかることは

・ターゲットを絞ることが売上を上げる近道になる
・ターゲットの絞り方

ターゲットを絞るマーケティング

 

現代のマーケットはターゲットを絞ることから始まるといっても過言ではありません。

物が溢れ、生活に必要なものは揃っている状況では、やみくもに販売してもユーザーに選んでもらえることはありません。

ターゲットを絞ることで「誰に届けたいか」がハッキリして、どのような戦略で販売を進めていくと良いか計画が立てやすくなります。

ターゲットを絞ると、SNSで言うフォロワーは少なくなるかもしれませんが、ファンになってくれる確率が高くなったり、商品購入までに時間がかからない傾向があります。

ターゲットを絞って得られるメリット4選

ターゲットを絞った方が良いことはわかるけど、より多くの人に販売したいから、誰にでも販売できるように、ターゲットを絞りたくないと考える人も少なからずいると思います。ですが、ターゲットを絞らないことで、「誰にでも刺さる言葉」で商品を伝え販売していくことは難しいことです。

例えば、このブログのターゲットは、私と同じ50代の女性です。「今よりも月に5万でもあったらいいのに」とか「老後の生活が不安」などと感じている人に向けて、Webマーケティングで「お給料+α」や「老後の不安が少なくなる」未来を届けるブログです。

この、「誰に届けるか」がハッキリとすることで、受け取る側に伝わりやすくなります。

 

①サービスや商品を強調することができる

顧客がこの商品は「私のためのものだ」と思えることが重要です。

例えば、化粧水。

①50代のための化粧水
②50代の肌をうるおす化粧水
③美白成分入り50代の肌に浸透する化粧水

このように、どのような悩みを持っているかを考え、ターゲットを絞ることでサービスや商品を強調することができます。

②ブランドイメージを明確にできる

「〇〇のことなら△△さん」のように、ブランドのイメージを明確にすることができます。

例えば、ハンバーグ。

①洋食屋さんのメニューにある「ハンバーグ」
②ハンバーグ専門店こだわりの「和牛ハンバーグ」

どちらかと言うと、②の「和牛ハンバーグ」を食べたいと思いませんか?

③顧客ロイヤリティを高められる

ターゲットを絞り寄り添った価値提供ができれば、おのずと商品への関心は高まり、愛着や信頼を高めることができます。

ハンバーグ専門店こだわりの「和牛ハンバーグ」

この看板を見たとき私は思います。

・「ハンバーグ専門店」だから美味しいだろう
・「こだわりの」だから食べてみたい
・「和牛」だから安心

専門店でこだわりがあれば、美味しいに決まっていると期待は高まります。
ハンバーグ好きの人にターゲットを絞り、こだわりで関心を高めて、専門店や和牛と言う言葉で、信頼できると思わせます。

このように、ターゲットを絞ることで顧客の気持ちを裏切らずに価値提供ができるのです。

④費用対効果を高められる

ターゲットを絞ることで、より商品やサービスに興味がある人へ販売アナウンスをすることになります。そのため、広告費用を最小限にすることができるのです。

個人で仕事を始めるとき、潤沢な資金があれば良いですが、Webマーケティングを活用するならば、やはり利益率にはこだわりたいですよね。

ターゲットの絞り方

ターゲットの設定はマーケティングの基盤となります。適切なターゲットを捉えることで効率よくマーケティング(商品の企画から販売まで)を行うことができます。

効果的なターゲットの設定方法

ターゲットの設定には市場調査やペルソナ設定が必要です。より具体的に顧客増をイメージして設定することが重要です。

【市場調査】

・顧客ニーズの把握
顧客がどのような商品を求めているのかアンケートなどを行い調査をする。

<その他調査方法>
顧客を観察することができれば、行動パターンから把握する。

・競争環境の分析
競合他社の動向や市場シェアを把握することで、差別化することができる。

<次の点を比較する>
・価格
・品質
・サービス内容など

・リスク管理
事前に市場調査を行うことで失敗のリスクを軽減できる。

〈SWOT分析を行う〉

Strengths(強み) 商品の強みを特定
Weaknesses(弱み) 改善点や弱みを特定
Opportunities(機会) 環境によって起こるチャンスやリスク
Threats(脅威) 競合や市場によって起こるチャンスやリスク

 

【ペルソナ設定】

売りたい商品やサービスの特徴を考察して市場を見極める作業をします。その後、ターゲット層をより細分化して「ペルソナ」を設定します。

ペルソナは商品を欲しいと思ってくれるような特定の人をイメージします。例えば、30代の主婦ではなく、家族構成や収入などを細かくイメージして設定します。

 

ターゲットを絞ることで成功した企業事例

 

SEA BREEZE(シーブリーズ)

120年の歴史があり、「スーッとするシャンプー」と言えばとご存じの方も多いと思います。30代の男性をターゲットにした商品で長年愛用者を獲得していましが、2007年、ターゲット層を中高生にし、デオドラント商品などのパッケージを刷新することで売上を低迷期のの8倍にしました。

SEA BREEZE(シーブリーズ)の歴史

 

日清シスコ ココナッツサブレ

昭和世代にはお馴染みの「ココナッツサブレ」ですが、ロングセラーなだけに購入者は熟年層でした。50周年を機に若者への販売を強化するためにアイドルグループ(エビ中)とのコラボパッケージを発売。興味を持ってもらうようにプロモーションを行ったことで、間口を1.2倍に広げることに成功しました。その後、5枚づつの個包装に変更したことで、持ち運びに便利でシェアしやすいと好評になり出荷月単月の前年比182%の売上になりました。

日清シスコ ココナッツサブレ

 

まとめ

この記事ではターゲットを絞ることについてお伝えしました。

企業の成功事例でもわかるように、顧客の生活環境や年齢などにより、必要な商品は変わります。そこに、社会の流れも加わると長く愛用される商品を作り続けることが簡単ではないことがわかります。

どこの時点でも、マーケティングはターゲットを絞るから始まると言っても過言ではないですね!

今回も最後までご覧いただきありがとうございました。