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【初心者向け】利益の最大化を目指すSNSマーケティング

こんにちは、あやめいろです。

今回は、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)についてです。私たちが育った時代では、テレビや新聞、チラシや看板といったもので、商品を知り、買いたいと思う流れがありました。今は、Webが生活に浸透し、日常でSNSを活用している人が多くなったことで、「SNSマーケティング」という手法が多く使われるようになりました。

このページでは、なぜ今の時代「SNSマーケティング」なのかについてお伝えします。

ぜひ最後までご覧ください!

SNSマーケティングは時代にあった効率的な手法

SNSマーケティングとは、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)を使って、商品やサービスの認知度を向上させて、販売促進を図るマーケティングのことです

具体的には、Instagram、X(旧Twitter)、Facebook、LINE、YouTube、TicTokなどを利用して、顧客とコミュニケーションをとりながら、信頼を獲得しファンになってもらい、最終的には売上につなげていくことを目的としています。

 

認知、信頼構築、ファン化、集客、商品販売のそれぞれに適したプラットフォームを選ぶことも大切です。

1つのプラットフォームだけでマーケティングをするのではなく、いくつかのプラットフォームをかけ合わせたりすることで、相乗効果が期待できます。

SNSマーケティングの5つの手法

SNSマーケティングには5つの手法があります。運用を始める前に、「どのような人をターゲットにするのか」「運用する目的は何か」を設定しておきます。

なぜなら、SNS運用は簡単に始まることはできますが、結果を出すことは簡単ではないので、運用途中で止めてしまうことがあるからです。

目的を設定しておくと、広告をどのように利用すべきか、キャンペーンをフォロワー拡大に利用するのか、コメントを増やすことに利用するのかなど決めやすくなります。

 

①運用

ビジネスアカウントを作成して投稿を継続的に行い、「いいね」や「コメント」「リポスト」などでフォロワーを獲得していく。

②広告

SNS上に自社の広告を配信します。商品やサービスに興味があるターゲットを絞りことで、効果をあげることができます。費用がかかるので、費用対効果など確認する必要があります。

③キャンペーン

プレゼントやクーポンなどユーザーにとって価値あるものを提供し、口コミの増加やリポストなどで拡散してもらうことが目的です。

④インフルエンサー施策

SNS上にフォロワーを持ち、ビジネスのイメージに合うインフルエンサーを起用して投稿してもらうことで、ビジネスの認知拡大や購入につなげていきます。

⑤ユーザーを巻き込む

SNSマーケティングで重要なことは、ユーザーの反応にあります。口コミやコメント、いいねやリポストなどSNSマーケティングを最大化するために重要なポイントです。

 

各SNSのアクティブユーザー数と利用率

年代により人気のあるSNSに違いはあるようですが、どの年代でもSNSを利用していることがわかります。そして、友人とのコミュニケーションをとったり、情報を集めたりすることに利用していて、8割の人は毎日利用をしていることがわかっています。

商品やサービスを販売するビジネスにとって、SNSを利用しないという選択肢はないのかもしれません。

 

SNS アクティブ
ユーザー数
特徴
LINE 9,700万人以上 個人間のチャットコミュニケーションツール
X(旧Twitter) 6,650万人以上 リアルタイムと拡散性が特徴のツール
Instagram 6,600万人以上 写真や動画を投稿でき若者に人気のツール
Facebook 2,600万人以上 実名登録で一人1アカウント性が特徴
TicTok 2,700万人以上 10代の利用率は70%と若年層に人気のツール
YouTube 7,120万人以上 動画投稿が主でユーザーが幅広い

 

【年代別SNS利用率調査】

 

 

SNSマーケティングの重要性

SNSマーケティングがなぜ重要かというと、SNSを利用している人が増えているからです。そして、その人たちはSNSから生活情報を得て、SNSで消費行動を行うことが一般的になってきました。

10~20代では、ソーシャルメディアで情報を得る人が60%を超えています。そして、70代でもWebやアプリから情報を得ると回答している人が36.3%います。

Webが身近になる前は、テレビやラジオ、雑誌やチラシといったもので情報を得て、商品やサービスを知ることが主流でしたが、今は情報源がWebやSNSに代わってしまったといっても過言ではないかもしれません。

 

 

 

 

SNS別の特徴

LINE

LINE公式アカウントを活用して商品やサービスの認知拡大、販売促進、集客を行うマーケティング手法です。「SNS利用率調査」でもわかるように、多くの人がLINEを利用していて、且つクローズドということがユーザーとの繋がりを強くします。

【特徴】

・日本で最も利用されているSNSで幅広い年齢層にリーチできる
・メールよりも開封率が高い
・リッチメニューやクーポン、プロモーションスタンプなど多様なマーケティング機能が活用できます。

 

X(旧Twitter)

X(旧Twitter)はLINEについで利用者数が多いプラットフォームです。ユーザー間でのコミュニケーションやつぶやき、企業のプロモーションや様々なコンテンツを投稿できるサービスです。

【特徴】

・X(旧Twitter)はリツイート機能を通じて情報が迅速に広がる
・ユーザーは10代~30代が中心なので、この年代へのアプローチに効果的です。

 

Instagram

Instagramマーケティングはブランド力や商品認知を向上させるためのマーケティングができます。他のユーザーによる投稿が購買のきっかけになることが多いので、口コミや流行りに敏感な人をターゲットにする商品やサービスとの相性が良いです。

【特徴】

・画像や動画を使ってユーザーに訴求することができるので、商品やサービスの魅力を伝えやすい

・ストーリーズは24時間で消える一時的な動画投稿機能で、フォロワー向けのキャンペーン告知などに活用できます。リールは90秒までの動画を投稿できます。

 

Facebook

企業が公式Facebookとして活用し、ビジネスを成長させるために発信しています。ビジネス層が多く利用しているため、BtoBマーケティングに適しています。

【特徴】

・実名登録なのでユーザー情報が正確なため、年齢や性別に基づいた精度の高いターゲティングが可能です。

・リアルな人間関係を基盤とするため、ターゲットとの信頼関係を構築しやすい

 

Tictok

若年層に人気のプラットフォームなので、ターゲット層が若年層の場合、効果的なマーケティングになります。

【特徴】

情報拡散力が高い:フォロワー数に依存せず、動画単位で評価されるためフォロワーが少なくても多くのユーザーにリーチできる可能性があります。

 

SNSマーケティングで利益の最大化

SNSマーケティングでは、商品やサービスを販売するために、訪問営業や、地区限定、地域限定で区切られるチラシや、その場所にしかない広告と違い、SNSを利用している人全員へ届けることが可能です。

そして、SNSマーケティングの最大の魅力は、一方通行の広告ではないことです。SNSを使って情報発信をすることで、商品やサービスを知らないユーザーに知ってもらう事ができ、SNSを使ってコミュニケーションをとる事で、信頼関係を構築することもできます。

消費者は購入意欲があっても、「なるべく失敗はしたくない」「よりお得に購入したい」という気持ちからWebやSNSで検索します。そして口コミを確認したり、他のユーザーの発信を見ることで安心し、購買意欲がかきたてられ購入へとつながります。

SNSマーケティングでは、ユーザーの信頼を得てどれだけ巻き込んでいけるかで、利益の最大化を目指すことができるのです。

それでも、各SNSの特徴や利用者の年齢には違いがあるので、商品やサービス、どのようなターゲットに届けたいかを考えてマーケティングする必要があります。

 

【認知拡大・拡散力】
商品やサービスを知ってもらう速さと量を最大化しやすい

・おすすめのSNS
Tictok、Instagram、X、YouTubeショート

 

【顧客とのコミュニケーション】
顧客との直接のやりとりが可能になり、信頼構築がしやすい

・おすすめのSNS
Instagram、X、LINE、Facebook

 

・購買意欲の向上
商品の必要性を感じていないユーザーに対して購買意欲の向上が計れる

・おすすめのSNS
Instagram、LINE

 

SNSマーケティングのメリット・デメリット

SNS運用は無料で始められますが、リソースの問題や効果を上げるために運用代行などに依頼すると思っていたよりも費用がかかることがあります。目的や目標などを明確にして行う必要があります。

 

【メリット】

コスト効率:ほとんどのSNSは無料で始められるので、低コストでスタートすることができます。

認知拡大:情報伝達のスピードが早く、多くの人に短時間で知ってもらうことができます。

顧客信頼度の向上:ユーザーとの直接のコミュニケーションをとることができ、関係性を深められます。

 

【デメリット】

炎上リスク:ネガティブに捉えられる情報も、瞬時に広がるのでリスクがある。

運用の負担:継続的な運用には、時間と労力が必要となる。広告運用を行うと費用がかかる。

SNSマーケティングで注意すべきこと(実例付)

SNSマーケティングには注意すべきことがあります。ユーザーの顔が見えないからと、おざなりにすると利益の最大化ではなく、炎上することに繋がるので注意しましょう!

差別的な表現や不適切な内容

年齢、性別や人種などに関する差別的な表現はしないようにしましょう。また、未成年者の飲酒や犯罪行為を示唆する投稿も厳禁です。

〈実際の例〉
男女の違いでキャンペーンを出したことで炎上した。

政治や宗教に関する発言

政治や宗教に関することは、意見が分かれるため避けるべき内容です。特に事業に関係がなければ触れる必要はありません。

〈実際の例〉
公式アカウントから特定の政党を批判する投稿をした。

嘘や誤解を招く情報

バズル目的で嘘の情報を投稿したり、ユーザーを欺くようなことは信頼を失う原因になります。

〈実際の例〉
飲食店のアルバイトが店内で不衛生な行いをし投稿した。

 

著作権や肖像権

画像や音楽には著作権や肖像権があるものが多く、Webにあったからということで、許可なく使用すると権利を侵害することになります。「知らなかった」では済まされないので、注意が必要です。

〈実際の例〉
Webで見かけたイラスト素材を勝手に使用し著作権侵害となり罰金を支払った。

 

まとめ

この記事ではSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)マーケティングについてお伝えしました。今の時代、SNSが生活に浸透していて、10代~70代まで幅広く利用をしているので、マーケティングに活用することが有効です。

しかしながら、どのSNSを利用するか、どのような施策でユーザーを囲い込むかなどしっかりと戦略を考える必要があります。

SNSマーケティングを始める前にしっかりと準備して始めてみましょう。