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AI画像生成初心者向け!プロンプトで思い通りに画像を生成する方法

こんにちは、あやめいろです。

今回は、画像生成をするためにプロンプト(指示文)についてです。画像生成をするときになんと指示を出したらいいんだろう?と考えてしまうことはないですか!?

まずは、生成したい画像のイメージを思い浮かべることからスタートしますが、言葉にするとなるとそれも難しい・・そこで、今回の記事では、プロンプト(指示文)を作るときのコツをご紹介しています。

また、思いつかないなら生成AIに聞いてみようという考えです!
画像生成や生成AIを始めて使う方でも簡単なので、ぜひチャレンジしてみてください。

プロンプト(指示文)で思い通りに画像を生成する方法

生成AIツールは、人間から「何をしてほしい」という指示をもらうことで回答をします。そのため、曖昧な指示をすると作ってほしいと思っている回答を得ることはできません。生成AIツールに指示を出す言葉、指示文をプロンプトといいます。

テキストや画像をプロンプト(指示文)として利用できるツールがありますが、今回はテキストで指示を出すときのプロンプト(指示文)についてです。

プロンプト(指示文)の基本

画像生成をするときのプロンプト(指示文)は生成される画像を「どんな画像にしてほしい」ということを生成AIが悩まずに実行できるように、具体的に表現する必要があります。

これは、部下に仕事を依頼するときと同じ感覚です。

例えば、トレイ掃除をしてほしいときの依頼の仕方です。Aでも伝わりますが、Bの指示出しの方がより伝わりやすいと思います。

A、トイレ掃除をしてね
B、トイレ掃除のときは、床と鏡もキレイにしてね

画像の生成では、生成したい画像のイメージを具体的にして、言葉にする必要があります。
必ずしも文章にしなければならないわけではなく、単語をカンマで区切ってプロンプトをして入力をすることも可能です。

プロンプト(指示文)でできること

AI画像生成では、下記のことを組み合わせて、まずは作りたい画像のイメージを持ち、プロンプト(指示文)を作っていくとより具体的にしやすくなります。

画像生成ツールによって、プロンプト(指示文)も変わってきますが、何度も試していくことでAIの力を発揮していくので、一度で仕上がらなくても、微修正をかけながら再生成をしていくと良いでしょう。

・画像のスタイルを指定

写真、絵画、イラスト、アニメなど

・雰囲気の表現

明るい、暗い、幻想的、レトロなど

・オブジェクト(主役)の指定

人物、風景、動物、食べ物など

・詳細な指示

色、構図、背景、光源など

プロンプト(指示文)の作成のコツ

画像の生成のプロンプト(指示文)のコツ

要素 説明 具体例
主体 画像の中心となるもの 人間、動物、海
構図 画像の構成や視点 クローズアップ、俯瞰図
色調 全体的な色の雰囲気 パステルカラー、暖色、モノクロ
光源 光の方向や性質 太陽の光、夕日、蛍光灯
スタイル アートスタイルや技法 油絵、アニメ調、写実的
感情 伝えたい感情や雰囲気 明るい、神秘、感情的
時代設定 特定の時代や時期 未来的、1980年代
環境 背景や環境 都会、森の中、水中
動作 動きや状況 走っている、歩いている
テクスチャ 表面の質感 ザラザラ、ツルツル
サイズ 仕上がり画像のサイズ 正方形、

 

人物画像の生成プロンプト(指示文)のコツ

要素 説明 具体例
感情表現 人物の表情や感情の状態 微笑んでいる、笑っている
ポーズ 人物の動作 立っている、座っている
背景 人物の背後の情景 オフィス、図書館
照明、光源 光がどこからきているか、その効果 窓から自然光が差し込んでいる
時代、スタイル 特定の時代、スタイル 江戸時代、クラシカル
性別 人物の性別 男性、女性、中性的
年齢 人物の年齢層 子供、若い大人、高齢者
体型 身長、体格 細身、ぽっちゃり
髪型 髪型の特徴 ショート、ロング
目の特徴 目の形、色、大きさ 大きな青い目、細い切れ長の目
鼻の特徴 鼻の形や大きさ 高い鼻筋、だんご鼻
口の特徴 唇の形や大きさ ふっくらとした唇
顔の形 全体的な顔の形 卵型、丸顔
肌の質感 肌の状態や特徴 透明感のある肌、しわ
服装 上半身、下半身、くつや持ち物 白いシャツ、黒いパンツ
職業 職業や社会的役割 学生、お母さん
アクセサリー 身につけている装飾品 時計、ネックレス
姿勢 人物の姿勢 座っている、立っている

 

画像の構図

構図 内容
俯瞰 上から見た画像
アオリ 下から見上げた画像
鳥瞰 俯瞰よりもさらに上空(鳥の目)
斜めアングル フレームの斜めを意識した構図
ダイナミック 主体をアップにした画像

プロンプトを考えるとき、いくつかの要素を組み合わせてより具体的にしていくことで、画像の仕上がりが変わってきます。

プロンプトを生成AIに提案してもらう

プロンプト(指示文)を考えることが難しいときには生成AIに提案してもらいましょう。

今回は、「Gemini」と「Perplexity」を使用しました。

【生成AIへのプロンプト】

「洋食のレストランで働く若い女性、笑顔で接客をしている、お客様がいる、広角ショット、」こんな感じの画像を生成したいから、プロンプトを提案してほしい

提案されたプロンプトは少しづつ違いがあるので、試してみましょう!!

【Gemini:プロンプト】

A waitress in a bustling, open kitchen concept restaurant on a sunny afternoon, carrying a tray of fresh pasta, smiling at customers, wide shot, shallow depth of field, in the style of a food magazine.

 

 

【Perplexity:プロンプト】

A bright and welcoming Western-style restaurant with a young woman smiling and serving customers. The scene is captured in a wide-angle shot, showing the interior of the restaurant with customers seated and enjoying their meals. The atmosphere is lively and inviting, with natural light and modern decor. The woman’s smile and the customers’ satisfied expressions are prominently featured, highlighting the warm and friendly service.

画像生成はプロンプトの少しの違いで生成される画像に違いがあることがわかります。生成AIからの提案も一度で終わらず、何度か繰り返すことで学習されプロンプトがより良いものになっていきます。

画像生成に使用したツールの紹介

AI Image Generator(無料版)を利用して画像生成してみました。マイクロソフトデザイナーは無料版でも1日15枚まで画像を生成できます。

>詳しい使い方の記事をご覧ください

まとめ

今回はAI画像生成のためのプロンプト(指示文)をどう書いたら良いかについてお伝えしました。プロンプトは使用する画像生成ツールによって、違いがあるので、いくつかを試してみると、より理想の画像に近づけることができるでしょう。

生成AIへのプロンプトも、かしこまらずに「話し言葉」で入力しても、しっかりと生成AIが提案してくれます!

ぜひ、あきらめずに試してみましょう。
最後までご覧いただきありがとうございました。