こんにちは、あやめいろです。
今回の記事は文章構成でPREP(プレップ)法についてです。
PREP(プレップ)法は相手に結論を先に伝えるので、話が迷子にならずにスムーズにいきます。文章を書くとき、話をするときも有効な文章構成なので、活用できるように練習していきましょう。
「上手に話せない、書けない」はPREP法で解決
上手に話せない、書けないと感じている人は伝え方をPREP(プレップ)法にするだけで解決できます。
PREP(プレップ)法は論理的で説得力のあるメッセージを伝えるための、効果的な文章構成で、重要な情報や複雑な説明をわかりやすく伝えられるからです。
初めに結論を伝えることで、相手が話の内容を想像できるのです。
【PREP(プレップ)法とは】
P(Point:結論)
文章の冒頭に結論を明示する。これで相手に何が言いたいのかが伝わります。
R(Reason:理由)
結論に至った理由を説明して納得させる
E(Example:具体例)
具体的な例やエピソードを用いて内容を具体的に納得させる
P(Point:結論の再確認)
もう一度結論を強調して聞き手や読み手の記憶に残す
PREP法を使って結論を先に伝えていると、話が長くならずに済みます。何より、相手が結論を知っているので、端的な説明で十分となるのです。
「伝えることが苦手」ならPREP(プレップ)法が有効
取引先や上司などが相手なら緊張することもあって、余計に難しいと感じるでしょう。そんな人にも、PREP(プレップ)法が有効です。
会議やプレゼンなど相手に説明をしなければならないことは意外と多いものです。緊張すればするほど、話がまとまらなかったりしますが、PREP(プレップ)の型にあてはめて構成しておくことで、途中で脱線してしまっても話を立て直すことができます。
【上司への報告】新しいパソコンの購入についての報告
Point | 結論 | パソコンをA社で購入することにいたしました。 |
Reason | 理由 | 取引先B社の紹介でお得に購入できるからです。 |
Example | 具体例 | システムの初期設定もB社が済ませて納品になります。 |
Point | 結論 | そのため、パソコンはA社で購入することにいたしました。 |
【取引先へ提案】単月契約よりも年契約でお得になる求人掲載システムの提案
Point | 結論 | 年間契約でこれまでよりも価格を抑えられる商品のご提案です |
Reason | 理由 | 昨年、単月契約でトータル〇万円利用がありましたので、継続掲載できるこちらがお勧めです |
Example | 具体例 | 以前のように求人掲載すれば応募が集まる状況ではなくなりました |
Point | 結論 | 継続掲載していつでも応募できる状況ができ、お得な料金設定でもある年間契約をご提案させていただきます |
先に結論を伝えていると、ダラダラと話してしまったり、途中で話が脱線してしまっても、最後に結論をもう一度伝えるので、話をまとめることができます。また、結論を最初と最後に繰り返すため、記憶に残りやすくなります。
誰でもできるようになるPREP法の練習
PREP(プレップ)法には多くのメリットがあることがわかりましたが、習得するには練習が必要です。自分では気づくことが難しいのでフィードバックを受ける環境があればなお良いでしょう。
練習のために、日常的なニュースなどをテーマにして文章を作ってみます。
〇「今週末は外出するべきかどうか」というテーマで、自分の意見をPREP(プレップ)法に当てはめて考えてみる
P:結論
今週は外出は控えておきます
R:理由
なぜなら、台風が近づいてきているので外出の予定は立てません
E:具体例
例えば、日ごろはしない読書をする時間をとるようにします
P:結論の再確認
だから、今週末は外出を控えて読書をするようにします
PREP(プレップ)法のポイントは接続詞です。まずは接続詞を意識して練習することで上達が早くなります!
PREP(プレップ)法の肝は論点整理
PREP(プレップ)法に構成をする前に、自分の考えを整理する必要があります。なぜなら、自分の考えがまとまっておらず、論点が整理されていなければ、いくらPREP(プレップ)法に組み立てても説得力に欠けるからです。
PREP(プレップ)法を用いて説明するために、結論は〇〇で、理由は□□、などと自分で考えて理解しておく必要があります。その時、究極のアンチ目線で物事を考えておくと、相手を説得できる十分な情報や資料集めができるでしょう。
まとめ
文章構成のPREP(プレップ)法についてお伝えしました。PREP(プレップ)法を用いると、端的に説得力をもって相手に伝えることができるようになります。
インターネットやSNSで情報が溢れていますが、どの情報を信用し、どの情報をもとに行動するべきか判断が難しくなっています。相手に正確でより簡潔に知らせることができるようにPREP(プレップ)法を習得していきましょう。
最後までご覧いただきありがとうございました!