ビジネス

お返しをしない人は少数派!返報性の原理を理解してビジネスに活かそう

こんにちは、あやめいろです。

今回は、心理学でいう「返報性の原理」についてのお話です。

人から何かを受け取った時、相手に感謝して自分も何かを返さないといけないと思う気持ちが返報性の原理です。

ただし、その原理が通用しない人がいることも事実であり、間違った解釈をしている人もいるようです。

ビジネスが上手くいくように、返報性の原理を正しく理解して稼げるようになりましょう!

このページでわかること

・お返しをしない人ってどんな人
・お返しをしてくれる人ってどんな人
・「ついてるな」と言われる人って本当に運がいいのか
・間違ってはいけない返報性の原理
・見返りを求めない無償奉仕でビジネスは上手くいく

 

お返しをしない心理を持ちやすい人の性格

人から何かをもらったとき、自分も何かを返さないといけないという気持ちになりますよね

ただ、少数派ではありますが、その心理が働かない人がいます。

これまでの経験や状況が大きく影響するので、一概に性格だけで判断することは難しいとされていますが、その中でもこんな人に多い傾向があるという3つの特徴をお伝えします。

内向的な人

内向的な人は他人との関りや感謝の表現をすることを苦手に感じることがあり、お返しをする行動にプレッシャーを感じることがあります。

自分の選んだお返しが適切か、どう渡したら良いのかなど色々なことを心配することで、結果お返しをしないことがあります。

自己中心的な人

自分の欲求や感情を優先しがちな人は、他人への感謝やお返しを意識しないことがあります。自分の行動が他人にどう影響するのかを気にすることがないことが原因です

無関心な人

他人に対して無関心な人は、感謝の気持ちやお返しをする必要性を感じないことがあります。この場合、相手の行為や期待に対して深く考えないことが特徴です

 

お返しをしないといけないと思う心理を持ちやすい人の性格

他人からの好意に対してお返しをすることが社会的なマナーで、人間関係を良好に保つ手段と考えている人です。相手への感謝の気持ちを伝え、良好な関係を築こうとします。

育った環境や社会的立場などもありますが、その中で共通して言える3つの特徴を伝えます。

共感能力を持つ人

他人の気持ちを理解し、感謝の気持ちを表現することの重要性を感じる人はお返しをします。

責任感が強い人

自分の行動に責任を持ち、他人からの好意に対してきちんと応えることを大切にする人は、お返しをすることを義務とまで感じ行動で示そうとします。

文化や習慣を重んじる人

贈答や感謝の文化が根付いている環境で育った人は、お返しをすることが習慣になっています。

 

「返報性の原理」を利用したビジネス

心理学でいう「返報性の原理」とは、人から何かを受け取ったとき、それに対して何かを返さなければならないと思う傾向が人にはあるというものです。

この原理は社会の中で人間関係の一般的なルールとして知られています。

ここでは返報性の原理を利用したビジネスの具体例をお伝えします。

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日ごろの行いが「運が良い」を引き寄せる

「運が良い」と言われる人は運を引き寄せる行動を日ごろ行っています。わかりやすい3つの要素をお伝えします。

 

【好意的な行動】

他人に対して親切にしたり、大変なときに助けたりすることで、周囲からの信頼や協力を得ることができます。これによりチャンスが巡ってきたり、助けてもらえたりすることにつながります。

【ポジティブな気持ち】

物事をポジティブに考える人に対して、人は好意的な印象を持ちやすくなります。

【努力と準備】

日ごろから努力をして、目標に向かって準備している人はチャンスが来たときに、それを活かすことができるため、運が良いと見られることがあります。

 

なぜか大きな成約が取れる営業マンAさんの話し

あなたの身近に「あの人ついてるよね」や「運がいいよね」と言われる人がいませんか?

運が良いというと、その人が何の努力もせずにたまたまその時のように感じる人もいるかもしれませんが、意外とそうではないかも知れません。

ある会社の営業マンAさんは、一般社員ですがなぜか大きな売上を立てることができる「運が良い営業マン」という位置づけでした。

営業トークの実力がある営業マンが他にもいましたが、大きな仕事を成約できるのはなぜかAさんだったそうで、不思議に思った上司がどうして成約になったのかを聞くと、そもそも営業を行っていないと話し出したそうです。

ある日、営業する目的で向かった工場では、朝のラジオ体操をやっていたので、終わるまで待つために工場の敷地内でラジオ体操を見学していたAさん。

ところが、ラジオ体操をしている従業員があまりにもタラタラとしていて見ていてイライラしたAさんは、その従業員の前に立ち、「こうやってするんだ」と言わんばかりにラジオ体操のお手本を示しました。

その一部始終を会社の社長が見ていて「面白いやつだ」と声をかけてくれ、成約にいたったというのです。

このAさんは、他にも同じような経験をいくつもしていました。

Aさんは見返りを求めて行動しているのではなく、仕事がはかどらない人を見てはイライラして手伝うことをいつもしていて、たまたまそれを見かけた企業の方が声をかけ大きな成果を上げていたのです。

 

このように、運が良いは単なる偶然ではなく、影響する考え方を持つことで、自分ではコントロールすることができない、偶然の出来事やタイミングが重なり「運が良い」と言われる結果を得ることにつながるのです。

 

見返りを求めない無償奉仕で返報性の原理が働く

ビジネスは等価交換で成り立っています。

Bさんは、Cさんから仕事の依頼を10万円で請け負いました。
このとき10万円分の仕事をするのではなく、30万円以上の価値ある仕事をします。
これで、20万円分の無償奉仕をしたことになります

 

あやめいろ
あやめいろ
無償奉仕はタダ働きではない!

 

Cさんは、Bさんから受け取った20万円分の無償奉仕にとても喜んで感謝します。

Cさん
Cさん
Bさんは、良い仕事をしてくれる!
Cさん
Cさん
機会があったら、あの人を紹介しよう
Cさん
Cさん
新しい情報が入ったら教えてあげよう!

 

このように、請け負った仕事に金額以上の価値提供をすることで、受け取った側はその感謝の気持ちをBさんに直接または、知り合いなどに発信するので、良い循環が行われ、結果事業が順調に進むようになっていくのです。

【やってはいけない等価交換】
契約した金額よりも価値がない仕事をすること!

一時的に儲かったように感じるが、マイナスの評価となり、循環して返って来るときに悪評となるので結果、良い循環とはならない。

【成功者はやっている】エネルギーの循環を意識して人生を変える方法

まとめ

今回は人から何かを受け取ったとき、何かを返さなければならないと思う人の心理がビジネスを成功させることにもつながるということをお伝えしました。

・お返しをしない人の性格
・お返しをしないといけないと思う人の性格
・返報性の原理を利用したビジネスの具体例
・日ごろの行いが「運が良い」を引き寄せる
・見返りを求めない無償奉仕で返報性の原理が働く

今後もポジティブに過ごし、チャンスが来たらいつでも掴むことができるようにしていきましょう。